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電球や窓やコップと、いろいろな用途に使われるガラスだけど、そのガラスが固体ではなく、液体って知ってた?
「どう見ても固体じゃないの。硬いんだから」って意見はもっともなんだけど、そこが雑学の面白い所。ガラスはつまり非常に粘度の高い液体なの。もともと液状だったガラスが冷えて、おなじみの硬いガラスになるわけだけど、ガラスには液体から固体に変化する際の明確な変化がないの。水や鉄などは固化するときに結晶(規則正しく分子が並ぶ)になるんだけど、ガラスにはそうした結晶にならないの。液体と固体の間が区別できないのだから、とりあえず液体ってことにしちゃえって感じね。
このような結晶構造をもたない堅い物質をアモルファス(非晶質)って呼んでるんだけど、こうした物質の特性はナゾが多く、最先端の科学で様々な研究が進められてるの。
ちなみに古い教会のステンドガラスなどは下の方が少し厚くなってきているの。これはガラスが徐々に下に垂れてきてるんだって。