"> ">
強風や台風の風速に比べてみれば、人間の吐く息なんてたいしたことないと思うよね。普段の呼吸でも風速10から20キロメートルで、だいたい自転車と同じくらいなの。
ところが、「せき」をした時に口から飛んだ空気は時速200から400キロにもなるの。さらに驚くのは「くしゃみ」で、なんと時速320キロ。ほんの1秒余りで、100メートル先の人に届いてしまう早さなのよ。
ちなみに、新幹線のスピードが時速200キロ強、台風の風速が時速120キロと考えれば、「くしゃみ」の速度がかなり速いことがわかるよね。こんな速さの風を起こしてるわけだから、「くしゃみ」や「せき」を何度もすると、かなり体力を奪われるってわけ。だから風邪をひいたら、「まず体力を」って言われるのもこういった理由があるからなの。